アグリコラ-牧場の動物たち:レビュー
レビュー記事一発目として紹介したいのは、まさかのボードゲーム。
今の時代にマッチしない?
そんなことはない!
ボードゲーム好きなら聞いたことくらいは絶対にある!
アグリコラの二人用マイナーチェンジを紹介するぞ
アグリコラ-牧場の動物たち:ひとくちレビュー
手軽さ
少しルールが難しく、考えることは多いかも知れない。
インスト(ボードゲーム用語で、ルールを理解すること。インストール)にかかる時間は20分くらいだろうか。
飲みながら遊びたければ、初回プレイはシラフの時に説明しておく必要があるな。
一回のプレイは10〜30分程度のボリューム感で、友人や家族と遊びやすいゲームだな。
コンポーネント
マップは紙製、その他のコンポーネント(部品の意味。ボードゲームでは駒やマップ、カードなど)は木製。
個人的には木製のコンポーネントの割合が大きいのは痛みづらく、評価が高い。
マップだけは紙製だが丈夫な作りで、各種の駒は非常に可愛らしい。
頭を使うゲーム内容ではあるが、見た目から入りやすいだろう。
知的要素
可愛い見た目に反して、勝利条件は点数制。
点数の稼ぎ方にも種類があり、管理すべきリソース(資源、資産のこと)も少なくない。
勝ち筋が沢山あるということは考えるべきことが沢山あるということ。
最近のルールが理解しやすく運要素の高いゲームとは、プレイ感が大きく異なるから注意だ。
総合評価
ボードゲームの入口としてもオススメできる、ハイクオリティなゲーム。
良くも悪くも頭脳戦で運の要素がほとんど無いことから、勝てない人は全く勝てないだろうな。
点数制だが規定ターンに達するまでゲームが終了しないので、勝敗が決しているように見えてもすぐに決着が付かないのはマイナスポイントかも知れない。
運要素で勝ち負けが決まるゲームにも良さはあるが、運が絡まない頭脳戦に良さを感じる人にオススメしたい。
アグリコラ-牧場の動物たち:基本ルール
勝敗
このゲームは最終的な所持点数で勝敗が決まるターン制で、規定ターンを終了した時点での点数を比べて高いほうが勝利となる。
そのため自身の点数を稼ぎつつ、相手に点数を稼がせないというのが毎ターンの行動基準になってくるだろう。
点数
ここでは具体的な点数については省いて、面白さを理解するための概要を解説するぞ。
主な点数の稼ぎ方は以下の3つだ。
- 飼育している動物の数を増やす
- 所持している建物の点数を増やす
- その他のボーナス得点を目指す
これらを達成していくために自分の牧場を拡張し、家畜を入手し、繁殖させていくというのが基本的な行動になる。
具体的な行動
まず各プレイヤーは毎ターン3回の行動が出来る。
各プレイヤーが交互に行動を選択し、ふたりで6回分の行動が終了すればターンが進むぞ。
資源を手に入れる、家畜を手に入れる、資源を消費してマップを拡大する、建物を建築するなどの行動から、その時最適なものを選ぶ必要があるわけだ。
ターン終了時に2匹以上飼育している家畜は繁殖して一頭増える。
そしてまた新しいターンが始まるわけだ。
これを8回繰り返し、終了時に点数を比べて勝敗が決定することになるぞ、
アグリコラ-牧場の動物たち:まとめ
可愛い見た目に隠された、ハードなプレイ感を是非体験して欲しい
このゲームは点数を稼ぐことが目的となるが、その稼ぎ方に様々な方法が存在する。
一頭の点数が低いヒツジを序盤から手に入れてガンガン繁殖させるも良し。
点数の高い馬や牛の入手を優先し、効率的に点数を稼ぐも良し。
マップの拡張や建築を優先して、ボーナスポイントの獲得を重視しても良い。
運の絡まない頭脳戦で、可愛らしい見た目に似合わないハードなプレイ感を楽しめるぞ。